久々にボカロ聴きたい気分なのにどこから手を付けたらいいかわからない人に贈る2016年上半期10選
こんばんは、ボカロ廃です。
タイトルのとおりです。
が、今回は趣味120%です!200%です!
それではどうぞ!
花瓶に触れた/flower
- バルーン(2013~)
- 使用ボカロのv flowerは2014年夏発売。懐かしさ、寂しさを感じさせる独特な声。
- 言葉に出来ない胸中がそのままメロディーになったような、切ないVOCAROCK。
- 「帰りたいと思った 君は手を握った その振動は確かに 花瓶に触れた」
【初音ミク】ダイブ!!【オリジナル曲】
- さまぐら(2015~)
- サムネで抱く印象のとおりの爽快なVOCAROCK、手を伸ばした先の果てしなさ。
- 初音ミクの調声が、海面を通して射す太陽の光のように揺れる。
- 「次の息継ぎで どこまで行けるか 試してみようか」
【KAITOお誕生会遅刻RAP】Funk beat≠Junk beat/nyanyannya feat.KAITO
- nyanyannya(2011~)
- ドクター=ファンクビートのセルフアレンジ。KAITOさん10周年おめでとう!
- エレクトロスウィング最高すぎるのでほんとに聴いてください……
- 聴いていると体が揺れる。どこか狂気が滲むようで、とびっきり!楽しい曲。
カルデネ / 初音ミク
- はるまきごはん(2014~)
- 音楽に圧倒されて、屈服させられる。飲み込まれるVOCAROCK。
- 波紋を広げるギターが、宇宙を連想させるように冷え切っている。
- 「カルデネの前の景色を 誰が見たというのさ 目の前に居る あの子の 虹彩を呑み込んだ」
フリーはフリーダム
- 円盤P(2010~)
- ”今”の、”現在”のボーカロイドイメージソング。ボーカロイドは自由なのだ!
- ミクが可愛く歌い上げるミックホップ。こんな音楽があるのかと驚いてほしい。
- 「自由!自由!自由!自由!自由!」
バッド・ダンス・ホール(ver.鏡音リン)/カラスヤサボウ
- カラスヤサボウ(2010~)
- 手を、足を鳴らして、頭を振りたくなるVOCAROCK。高音の心地よさ。
- すさまじい解放感、聴き終わるといつもため息が出る。楽しい音楽。
- 「そうさ バッドダンスホールへ飛び込んで 今 デッドエンドコースを抜け出して」
【VOCALOID Fukase】蘇州恋慕(そうしゅうれんぼ)【オリジナル】
- みきとP(2010~)
- 使用ボカロのFukaseは2016年初冬発売。セカオワのボーカロイド、と話題に。
- いーあるふぁんくらぶとはまた系統が違う中華曲。溢れる異国情緒。
- 個人的に、どのFukase曲よりも可能性を感じたし、声に惚れ込みました。
- 「ねえこんなに好きだと 夜明け前にちゃんと気づいたよ」
【MV】SPELL OF RAINY WEATHER【初音ミク】
- 蜂屋ななし(2014~)
- おもちゃ箱の中に飛び込んだ音、空気を含んでいっぱいに吐き出した声。
- ファンタジーで童話らしい世界観。泣きたくなる懐かしさ。胸が詰まります。
- 「温もりを感じて 微睡みを感じてる 貴方が話した事が全部 私の全て」
白ゆき / 初音ミクオリジナル
- ナブナ(2012~)
- ロマンチックで気取っていて、危うい。でもそれ以上にクるものがある。
- 機嫌のまま色や様子を変える夏の空、という印象の方の冬曲で驚きました。
- 騙し絵のようなPVの仕組み、美しさは必見。鳥肌が立ちます。
- 「全てが虚しくなって 紙切れを空に放って 毒水を口に含んだ 貴方のことを思い出した。」
被写体 / 滲音かこい
- かりく(2013~)
- ボーカルは、UTAUの滲音かこい。陽だまりに包まれるポストロック。
- 胸が震える。日常の一場面を切り取る。映画のエンドロールのよう。
- 「変わらない毎日だけど それがまた愛おしい 君はまたいつものように 夢の中へ」
以上10曲でした。
投稿者さんのお名前については敬称略で失礼します。
また、イラスト、動画、楽器等複数名いらっしゃる場合は、作曲の方のみの記載とさせていただいていますが御了承願います。
(あまりにたくさんの方の合作がある事情です…!すみません…!)
それでは、ここまでお読みくださってありがとうございました。
ボカロは…ボカロは楽しいぞ!
有名になってほしい気持ちと自分だけが知っていたい気持ちがせめぎ合う、もっと評価されるべきボカロP・UTAUP紹介してみる
唐突に、大好きなボカロPさん、UTAUPさんを紹介したい気持ちに駆られたので書きました。
ではどうぞ!
由木さん
【VY1V4】 mens rea 【オリジナル曲】
【VY1V4】 凌霄咲くや殘暑の砌に 【オリジナル曲】
- 独創的な語彙力、日本語ならではの言葉でつづられる歌詞が美しい
- 情緒あふれるレトロな音楽性に、グロウルによるかすれ声が映えます
芳田さん
【初音ミク】ヨルガオ【オリジナル曲】
【初音ミク】ムーン・ラヴァー【オリジナル】
- 心に足跡を残していく、爽快感と切なさに長けたVOCAROCK
- メロディーに中毒性があって、聴いててとても気持ちがいいです
コトバユキさん
【初音ミク】 燈火-トウカ- 【オリジナル】
【初音ミク】 トワイライト ブルー 【オリジナル】
- 半透明の結晶、曇り硝子のような、ころころとした柔らかい電子音
- きれいで、おしゃれで、でも何より可愛らしい、素材を活かした音楽
airbabeさん
【名前のないこ・滲音かこい】いたみどめ【UTAUオリジナル曲】
【名前のないこ・滲音かこい】しとね【UTAUオリジナル曲】
- 優しいという言葉が何より似合う、小さなたくさんの擦り傷に沁みわたる
- 冬の澄んだ空気でいて暖かく、目を瞑って浸りたいエレクトロニカ
ニックネームさん
GUMI 「UI」
GUMI 「Swimmy」
- 甘い声のGUMI、鼓動の速さ、なんだか切なく、胸がぎゅうってなります
- 華やかな電子音を主軸に展開される、ストーリー性を感じる音楽
アヤノアララギさん
Orchid Dawn / 初音ミク / AyanoAraragi
花よ舞え / 巡音ルカ、IA / AyanoAraragi
- アーティスティック、完成度の高さと、伸びやかで自由なメロディー
- あくまで曲を主体とし、ボカロが「プロデュースされた歌手として歌っている」と感じます
爆破みかんさん
【雨鳥ユウイオリジナル】ヒエラルキー・シンドローム【UTAU】
【雨鳥ユウイオリジナル】efflorescence【UTAU】
- 群青、深い深い黒に溶ける色、涼やかで、幾何学的に編み込まれる
- 触れたところから浸食される、透明感に吸い込まれそうな電子音
以上、(まずは)7名でした。
どの方も素敵なので、ぜひマイリス巡回してみてください。
#2015年ボカロ10選 について語ってみた。
2015年に投稿されたボカロ曲の中でも特に心に残った曲を紹介する「2015年ボカロ10選」、私も選出しましたので、語ってみました。
話してるの私自身のこととか主観まみれですが、どれも素敵な曲です。
なお、一曲については紹介を控えさせていただきましたが、一番下にマイリストのリンクを貼ったので、気になる方はそちらからどうぞ。
では以下になります。
【初音ミク】アイドル手帖【オリジナル】
- anomimiさん
- 空いていた心の隙間を埋めて、漠然とした虚しさに風穴を空けた曲です。「出会えてよかった」と評するなら、この曲です。
- 初音ミクは遍在すると言ったのは、ミーム論者さんでしたでしょうか。初音ミクはどこにでもいます。どこにでもいて、どこにもいません。それが初音ミクです。幻で、幽霊みたいで、けして掴めなくて、でもそんなところが好きで、そういうふわふわした存在感を形にしたようなこの曲に、撃ち抜かれました。
- わたしはみくさんを好きだけど、みくさんはわたしの存在になんか揺らぎません。アイドルだから。偶像だから。ずっとその距離感でいてほしい。ずっと、ずっと。みくさんは、そのままで。わたしのアイドルでいてほしい。ずっと、この曲のみくさんに、恋していたいです。そんな曲です。
【松田っぽいよオリジナル曲】きっと愛など知らない【京音薪月】
- mahoroさん
- 松田っぽいよというUTAU音源をご存知でしょうか。水色を基調としたデザインに、ちょっと気だるげなキャラ設定で、中の人が女性だとは思えないくらいかっこよくて、男声UTAUの中でも特に人気があったように思います。2014年夏、彼の配布が終了しました。
- ボーカロイドとUTAUには、壁があるように思います。今も思います。性質上当然だし、明確な意思を持って、片方しか使わないスタンスの方もたくさんいます。でもきっと、大差なんかありませんでした。この曲を聴いたとき、そう思いました。松田っぽいよの配布終了をそんなに大事として受けていなかったけれど、なんだか突然胸が空くようでした。 合成音声に宿る何かは、それら全てに共通するんだろうと思います。
【初音ミク】Last December【オリジナル曲】
- イナバリュウノスケさん
- この曲をはじめて聞いたときから数ヶ月、ようやく12月が来ました。Decemberです。ようやくです。何度聴いても心地よくて、音楽に気持ちが引っ張られます。文章書いてるのに、ちゃんと聴きたくなります。困ります。
- やっぱり心地いいです、落ち着きます。さざ波立った心象が平たく均されて、このまま丸まって眠りたくなるよう。優しくて穏やかで、するりと耳に入ってきて、幸せな気持ちになります。色んな電子音を聴いてきたけど、こんな、こんな音は知らなかった。大好きです。浸っていたい。
piano / 弾人 feat.朝音ボウ
- 弾人さん
- ピアノだけ、歌唱ひとつ、コーラスもなく、ただ歌い上げる。どうやったって誤魔化しが利かない音楽を、ここまで仕立て上げたメロディの良さとか、調教とか、すごいです。
- この歌声の生々しさは、UTAU故のものなんでしょうね。まっさらで、美しくて、歌詞もストレートに刺さります。対になる曲も好きですが、この曲を聴いたときの、惹き込まれていく感覚が忘れられません。なんて素敵な曲を知ったんだろうかと、ドキドキしました。何度聴いたって褪せない。きれいな曲。
- 2016/6/21追記 youtubeに投稿しなおされてらっしゃるようなので、 へ!
うたうひと
- コトバユキさん
- 2015年は、ボカロの、ボカロPさんに色んなことがありました。新しい方の著しい活動はもちろん、自身の歌唱活動の発表をした方、そして、相次ぐ訃報がありました。わたしが個人的にとてもファンで、追いかけていた方のそれもありました。
- ボーカロイドは、世に埋もれかけた色んな才を掘り起こした存在です。ボーカロイドが無かったら、きっと出会わなかったものがいっぱいあります。音楽はプロしかやらなくて、立派なスタジオでしか録音できなくて、選ばれた人しか出来ないものだと思っていました。
- 「私はずっとこんな音楽を聴きたかった」と、腹の底から沸き上がる感覚をくれたボカロPさんがいました。ずっと追いかけていたいと、新曲をワクワクしながら待っていましたが、もう二度と更新されることはありません。 そんな気持ちを落ち着かせてくれる1曲です。この場で紹介するべきか悩みましたが、紹介させていただきました。ありがとうございました。
GUMI 「ハッピーエンドと呼ばせて」
- ニックネームさん
- この方の曲もともと大好きでよく聴いてるんですが、特にドツボでした。びっくりしました。最初は高速バスで新曲チェックしてるときに聴いて、後からあれもう一回聴きたい!ってなって、今じゃヘビロテです。
- 最初は少し難解な構成に聴こえました。一見覚えづらい。でもなんか聴きたくなって、サビの高らかに歌い上げる爽快感にやられて、たまらなくなって、歌詞がまたロマンチックで素敵なんです。おとぎ話みたい。息を切らして走る早さの、夢中で狭まる視界の、その世界に取り込まれる心地が最高で、わなわなします。ほんとになんでこの人もっと伸びないんだろう?
とろとろえれくとろ【IA/オリジナル】
- 立秋さん
- あたまとろとろ!えれくとろー!にゃー!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゎ!あまたとろとろ!えれくとろーーーー!にゃーーーーー!えれくとろー!!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!
- ブチ上がります。テンション底辺のときも、この曲聴くと自然と体が揺れてリズム取ってにゃ!にゃ!にゃ!ってなります。可愛いのに低音ブリブリはかっこいいし、チップチューンぽいコロッとした音も転がるしなんかめちゃくちゃかっこいいんですよ。溶けるんですよ。どろっどろです。にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!あたまとろとろ!えれくとろー!
【初音ミク】Our true feelings【オリジナル】/ takamatt
- takamattさん
- コメントで気付いたんですが、構成する音がとても少ないんですよね。ビームみたく伸びる電子音をメインに、あとは歌唱に振っている感じ。初音ミクの声もまっすぐです。
- 切ない曲です。思い返しながら歌うような詞に、後悔と未練、吹っ切れた諦めと、トゥルーエンドの切なさ。瞼を伏せて歌うようにも、はっきりこちらを見据えて歌うようにも聴こえて、聴く側の心持ちによって変わる曲なんだろうと思います。色んなことを思い出すとき、自然と頭に流れます。忘れてても浮かび上がる。不思議な曲。
【初音ミク】東京マヌカン【オリジナル】
- ピノキオピーさん
- 君が生きてなくてよかった。
マイリスト
あの曲も…この曲も……う……(´;ω;`)となりながら絞りました。
2015年、好きな曲いっぱいです。
実は一曲、当初から変更しました。東京マヌカンが投稿されたからです。
Moraというかこいちゃんの曲だったんですが、原曲はもちろん、別の方のアルバムに収録されたアレンジも好きで、どう紹介するか悩んでて、どっちも大好きなんですけど、あの切なさの違い方とかなんて言えば…歌詞が特に、ほんとに刺さって…素敵なんです…ぜひ…
来年もたくさん、いろんな曲に出会いたく思います。
それではここまで、ありがとうございました。
よいお年を!